Feelcerca Game Lib - 解説

概要

Feelcerca制作のUnity向けゲームライブラリです。このライブラリは、ゲーム開発者が Audio再生や2Dの特殊なパーティクル、シンプルなフェード等を迅速かつ簡単に実装するためのツールを提供します。これは、弊社が内製で使用しているライブラリから公開可能な部分を抜粋したバージョンです。

名前空間: Feelcerca.System

これはシステム関連のクラス群です。

  1. Singletonクラス
  2. Mathクラス
  3. Loggerクラス

名前空間:Feelcerca.Audio

Audio Mixerを活用した音声再生のクラス群です。

  1. Managerクラス
  2. Mixerクラス
  3. MusicPlayerクラス
  4. SfxPlayerクラス

Feelcerca.Audioの使い方

Feelcerca.Audio.ManagerとFeelcerca.Audio.Mixerを使用してAudio再生を行います。設定手順は以下の通りです。

  1. Feelcerca.Audio.ManagerとFeelcerca.Audio.MixerをGameObjectにアタッチします。
  2. 必要に応じて、DontDestroyOnLoad()を用いてGameObjectを常駐させます。

パラメーター設定

Inspectorから各種パラメーターを設定します。

Feelcerca.Audio.Mixer
Feelcerca.Audio.Manager

Audio再生と音量調整

上記設定後に、以下のようにAudioを操作します。

名前空間:Feelcerca.FX

特殊なパーティクル等を扱うクラス群です。

  1. ConvergingParticles2Dクラス:指定した1点に収束する2Dのパーティクルエフェクトを作成するクラスです。パーティクルは、3点もしくは4点を結ぶベジェ曲線に沿って移動します。このクラスはコンポーネントとしてGameObjectに追加可能で、Inspectorから各種パラメーター設定が可能です。

ConvergingParticles2Dの使い方

GameObjectにFeelcerca.FX.ConvergingParticles2Dをアタッチします。必要に応じてPrefab化します。

パラメーター設定

Inspectorから各種パラメーターを設定します。

パーティクルの表示

インスタンス化したGameObjectからFeelcerca.FX.ConvergingParticles2Dコンポーネントを取得しInit()メソッドを呼び出します。必要に応じてAddOnParticleEmitAction()AddOnParticleArrivedAction()メソッドでActionをセットし、パーティクルの発生時や到着時にトリガーできます。

Initメソッド
public void Init(Vector3 src, Vector3 dst, int maxParticles, bool useInstancing = false);
引数

名前空間:Feelcerca.Util

Orthoカメラの拡縮やシンプルなフェーダー(フェードインアウト)を扱うクラス群です。

OrthorCameraScalerクラス

CameraのGameObjectにFeelcerca.Util.OrthorCameraScalerをアタッチします。

パラメーター設定

SimpleFaderクラス

任意のGameObjectにSimple Faderをアタッチします。

パラメーター設定

フェードイン・アウトの実行

SimpleFader.Instance.FadeIn()SimpleFader.Instance.FadeOut()を使用します。完了タイミングはメソッドの引数のonDoneコールバックにて受け取れます。

※Unityは、ユニティ・テクノロジーズの商標または登録商標です。